タイプ別でわかりやすい子どもが乗れるキャリーケースの選び方

【2025年10月】タイプ別でわかりやすい子どもが乗れるキャリーケースの選び方

家族旅行のたびに「抱っこがつらい」「荷物で両手がふさがる」——そんな悩みを解決するアイテムとして、近年注目されているのが「子どもが乗れるキャリーケース」。
この記事では、人気ブランドやタイプの違いをわかりやすく整理しながら、あなたの家庭に最も合う一台を見つけるための比較ポイントを紹介します。
「どれを選べば失敗しないか」を明確にして、旅行をもっとラクに、もっと楽しくするための判断材料になれば幸いです♪

どんな種類がある?「乗れるキャリーケース」の4タイプ分類

「子どもが乗れるキャリーケース」といっても、形や使い方の方向性はブランドごとに異なります。ここでは多くの製品を網羅できる4つのタイプに整理して紹介します。


① キッズトラベルNEO(ネオ)のような分離式タイプ(ベビーカー兼用型)

① キッズトラベルNEO(ネオ)のような分離式タイプ(ベビーカー兼用型)

キャリー本体とシート部分が分離でき、子どもを乗せたまま移動できる構造。トランクを押すだけでベビーカーのように使え、空港や駅など広い場所での移動が快適です。荷物と子どもを同時に運べるため、抱っこ紐が不要になるケースも多く、3歳前後から小学生まで対応。NEOでは耐荷重60kg・3〜12歳対応で、使える期間が長いのも特徴です。


② トランク一体型(ジェットキッズ型)

トランク一体型(ジェットキッズ型)

北欧ブランド「JetKids by Stokke(通称:ジェットキッズ)」に代表されるタイプで、トランクの上に座る・広げてベッドのように使うといった「機内快適性」に特化。キャスターの安定性と素材の高級感があり、飛行機移動が多い家庭に人気です。デザイン性が高く、子どもが座るスペースも確保されている一方で、重量はやや重め。日常使いより「旅専用ギア」としての位置づけに近いモデルです。


③ L字型キャリータイプ

L字型キャリータイプ
(左)ノリッコ (右)キッズトラベル

見た目は一般的なスーツケースに近く、上面が平らで一時的に子どもを座らせることができます。収納力や耐久性が高く、親が普段の旅行でも使いやすい万能型。ただし、ハンドルやタイヤの位置が通常設計のため、長時間の「乗せ移動」には不向きです。あくまで「座れるキャリー」いう補助的な用途にとどまります。

管理人
管理人

L字型キャリーケースはキッズトラベルやノリッコが有名ですが、Amazonなどをみるとあらゆるブランドやメーカーを見かけます。キッズトラベルは日本ブランドでその他は基本的に中国ブランドと考えておくと分かりやすいかもしれません。


④ 乗用玩具寄りタイプ

乗用玩具寄りタイプ
出典:Amazonノーブランド

動物や車のような形をした可愛らしいデザインが特徴で、子どもがまたがって遊べる乗用玩具要素が強いタイプ。軽くて扱いやすく、近距離の移動や空港内でのちょっとした待ち時間に便利です。ただし収納スペースは小さく、実際の旅行荷物を入れるキャリーとしては容量不足。旅行というより「遊び+移動の補助」に適したモデルです。


この4タイプを理解すると、「どんな旅行スタイル・年齢・荷物量」に最も合うのかが明確になります。特に近年は、キッズトラベルNEO型のような「分離式+長期使用」モデルがバランスの取れた選択肢として支持を集めています。

選ぶ前に知っておきたい!チェックすべき5つのポイント

「子どもが乗れるキャリーケース」を選ぶときは、デザインよりも安全性と実用性を重視するのがポイントです。かわいく見えても、使い勝手や耐久性が不足していると旅行中にストレスになることも。ここでは購入前に確認すべき5つの重要項目を整理します。


① 対象年齢と耐荷重

「何歳から乗れるか」「何kgまで対応か」は必ず確認。多くの製品は3〜6歳を目安としていますが、キッズトラベルNEOのように12歳まで対応するモデルもあります。子どもが成長しても使える期間が長いほどコスパが高くなります。

② 安全設計(ベルト・ストッパー・ロック)

ベルト付きなら走行中も安心。さらにキャスターにストッパーがあると、坂道や電車内での転倒リスクを防げます。TSAロック(アメリカ運輸保安局認可)対応なら、海外旅行でも安心です。

③ 機内持ち込み・サイズ規格

旅行スタイルに合わせて、機内持ち込み可能サイズかを確認。LCCや国際線では規定が異なるため、事前チェックが必要。NEOは国際線サイズを意識した設計で、収納性と持ち運びやすさのバランスが取れています。

④ 重量と素材

軽い方が扱いやすい一方で、軽量すぎると安定性が損なわれます。理想は3〜5kg前後。ABS樹脂やポリカーボネート製は耐久性が高く、衝撃にも強い素材です。

⑤ 収納力と開閉構造

おもちゃ・着替え・おやつなど、想像以上に荷物が増えるのが子連れ旅。開口部が大きく開くもの、仕切りやポケットがあるものが便利です。キッズトラベルNEOのようにトランクを分離できる構造は、荷物整理もしやすく親目線でも◎。


この5つを押さえれば、デザインだけでなく「家族全員が使いやすいキャリーケース」を選びやすくなります。

人気ブランド3選を徹底比較:あなたに合うのはどのタイプ?

ここまで紹介した3ブランドには、それぞれ強みと得意なシーンがあります。
「一番いいもの」というより「自分の旅行スタイルに合うもの」を選ぶことが、後悔しないポイントです。


ジェットキッズ(JetKids by Stokke)

特徴:北欧ブランドらしい高品質と機能美。機内の座席と組み合わせて簡易ベッドになるのが最大の特徴。
向いている人

  • 飛行機利用が多く、長距離フライトを快適にしたい家庭
  • デザイン性・ブランド力を重視する人
  • 荷物は少なめで「旅の特別感」を大切にしたい人
    妥協点:本体が重く高価。街歩きや国内短距離旅行には少しオーバースペック。

ノリッコ(NORICCO)

特徴:日本の家庭向けに設計された実用型。組み立てが簡単で、収納スペースも確保。かわいいカラー展開が人気。
向いている人

  • 帰省や近距離の旅行が中心の家庭
  • 手頃な価格で「まずは試してみたい」人
  • デザインや見た目のかわいさを重視する人
    妥協点:構造はL字型キャリー寄りで、子どもを長時間乗せて移動する用途には不向き。

キッズトラベル

特徴:最近とても人気なベビーカーのように押せる分離式構造のものからノリッコ同様L字型キャリー、機内持ち込みタイプの子どもが乗れるキャリーケースなど。いわゆる「子どもが乗れるキャリーケース」の(日本における)元祖的なブランドです。
向いている人(NEO)

  • 幼児〜小学生の兄弟がいる家庭
  • 飛行機・新幹線・街歩きなど多用途に使いたい人
  • 「もう抱っこは卒業したい」と思っている親
    妥協点:構造がしっかりしている分、収納時のサイズはやや大きめ。
ブランド名タイプ向いている家庭像強み妥協点価格帯(目安)
ジェットキッズトランク一体型飛行機中心・デザイン重視派機内快適/高級感重い・高価約25,000〜40,000円
ノリッコL字型キャリー寄り近距離旅行・初めて購入派軽量・扱いやすい長距離移動に不向き16,800〜20,000円
キッズトラベル NEO分離式ベビーカー型多用途・長期利用派押せる/広い対応年齢/高耐荷重サイズ大きめ19,800円

比較の目的は「完璧を探すこと」ではなく、「納得できる妥協点を見つけること」。
もしあなたが「安全に長く使いたい」「抱っこ卒業を目指したい」と感じているなら、キッズトラベルNEO型が最もバランスよく日常と旅行の両方をカバーできる選択肢です。

タイプ別おすすめモデルまとめ:どんな家庭にどれが合う?

比較していくと、それぞれのモデルが得意とする旅行スタイルがはっきり見えてきます。ここでは、家庭のタイプや子どもの年齢をもとに「このタイプならこれがおすすめ」を整理します。自分の状況に最も近い項目をチェックしてみてください。


飛行機での長距離旅行が多い家庭

おすすめ:ジェットキッズ(トランク一体型)
長時間フライトでの快適さを求めるならこのタイプ。座席をベッド化できる構造で、子どもが寝やすく親も安心。価格は高めだが、飛行機利用が中心なら価値を実感しやすい。


帰省や週末旅行など、短距離移動が中心の家庭

おすすめ:ノリッコ(L字型キャリー寄りタイプ)
収納力と軽さのバランスが良く、日常使いにも向く。自宅保管もしやすく、デザインの可愛さも魅力。コストを抑えて「まず試してみたい」人にぴったり。

【ここを見逃すな!】ノリッコとキッズトラベルの違いを比較 【ここを見逃すな!】ノリッコとキッズトラベルの違いを比較

幼児〜小学生の兄弟がいて、使える期間を重視する家庭

おすすめ:キッズトラベル NEO(分離式ベビーカー型)
3〜12歳対応で、耐荷重は約60kg。ベビーカー感覚で押せる構造のため、子どもを乗せたまま長距離移動が可能。親一人でも移動がスムーズで、成長に合わせて長く使える点が最大の魅力。

管理人
管理人

XやInstagramなどのSNSでしょっちゅうバズっているイメージがあります。Amazonでみてみると「ベストセラー1位」みたいで、本当に人気なんだなぁ〜と思いました。

キッズトラベルはAmazonでも1番人気
出典:Amazon

子どもが小さく、遊び感覚で使いたい家庭

おすすめ:乗用玩具寄りタイプ
軽くて扱いやすく、短時間の移動や空港内の待ち時間で便利。見た目の楽しさを重視する家庭に適しているが、収納力は控えめ。


結論:どれを選ぶか迷ったら?

旅行スタイルや子どもの年齢によって最適解は変わります。
ただし「抱っこを減らしたい」「成長しても長く使いたい」「旅先で親もラクしたい」と考えるなら、キッズトラベルNEO型(分離式ベビーカータイプ)が最も汎用性の高い選択です。
子どもと荷物を同時に運べる便利さを一度体感すると、もう手放せなくなるでしょう。

実際の利用シーンで比較:空港・ホテル・街歩きでどう違う?

カタログ上のスペックだけでは分かりにくいのが、実際の使い勝手。ここでは、家族旅行でよくある3つのシーンを想定し、それぞれのモデルがどう機能するかを整理します。


空港での移動

  • ジェットキッズ:チェックイン〜搭乗までの待ち時間では座席やベッド機能が活躍。ただし広い空港内を移動する際は、押して進むというより「引く」構造のため少し大変。
  • ノリッコ:軽量で扱いやすく、ターミナル内の移動もスムーズ。ただし子どもを長時間乗せるには安定感が不足しやすい。
  • キッズトラベルNEO:シート付きで子どもを乗せたままベビーカーのように押せるため、移動が圧倒的にラク。手荷物と子どもを同時に運べるのはこのタイプの大きな強み。

ホテルや宿泊先での使いやすさ

  • ジェットキッズ:折りたたみや収納性にやや難あり。広げると場所を取るため、ホテルの部屋が狭いと不便なことも。
  • ノリッコ:軽く、部屋の隅にすっきり置ける。短期滞在や帰省に最適。
  • キッズトラベルNEO:分離できるため、滞在中はトランクだけ取り出して使える。荷物の出し入れがしやすく、シート部分は折りたためば省スペースに。

街歩き・観光地での移動

  • ジェットキッズ:舗装のきれいな空港や駅向けで、段差の多い観光地ではやや不向き。
  • ノリッコ:軽い分、押しやすいがハンドル位置が高くないため親がかがむ姿勢になりがち。
  • キッズトラベルNEO:4輪キャスター+ストッパー付きで安定感が高く、段差や石畳もスムーズに走行。観光地やショッピングモールなど「一日中歩く旅」にも強い。
シーンジェットキッズノリッコキッズトラベルNEO
空港・飛行機◎ 機内快適○ 軽く移動しやすい◎ 押して移動がラク
ホテル滞在△ かさばる◎ 省スペース◎ 分離で使いやすい
街歩き△ 移動には不向き○ 軽快◎ 機動性と安定感

キッズトラベルNEOは、空港から街歩き、宿泊先まで「移動の流れすべて」を1台でカバーできるのが最大の特徴。
ジェットキッズは機内特化、ノリッコは軽量・短距離向き。
それぞれの良さを理解しつつも、「どんな場面でも安心して使いたい」という家庭にとっては、キッズトラベルNEOが最もストレスの少ないオールラウンダーといえます。

安全性とメンテナンス性をチェック

「子どもを乗せて移動できる」アイテムだからこそ、デザインよりもまず確認すべきは安全性とメンテナンス性です。移動中の安定感や、旅のあとにどれだけ手入れしやすいかで、使い勝手が大きく変わります。


ストッパー付きキャスターで「止まる」安心

動くこと以上に重要なのが「止まる」安全性。キャスターにストッパーが付いていないと、駅や空港のスロープで思わぬ事故につながることもあります。キッズトラベルNEOは足元で操作できるストッパーを搭載しており、停車中も安定。特に子どもを乗せたまま待機する場面では、この安心感が大きな差になります。


ベルト構造と本体フレームの強度

走行中にバランスを崩しても、ベルトがしっかり固定していれば安心。ジェットキッズやノリッコも安全ベルトを採用していますが、キッズトラベルNEOはフレーム自体が頑丈で、最大60kgまで耐えられる設計。年齢や体格が大きくなっても安全に使える点が、長期使用を想定した設計の証といえます。


素材の耐久性と衝撃吸収性

安価なモデルではプラスチック素材が薄く、転倒時のダメージが大きくなることも。キッズトラベルNEOはABS樹脂とアルミフレームのハイブリッド構造で、衝撃に強く歪みにくい仕様。空港の手荷物扱いでも型崩れしにくく、長期間使っても安心です。


お手入れ・清掃のしやすさ

旅行中は飲みこぼしや砂汚れがつきもの。キッズトラベルNEOはシート部分を取り外して拭き掃除できるため、清潔に保ちやすいのが特徴。トランク内部も仕切り付きで整理しやすく、子ども自身が「自分の荷物」として管理しやすい設計になっています。


安全性と清潔性を両立するならNEO型が最適

ジェットキッズは高級感と快適性、ノリッコは軽さが魅力ですが、キッズトラベルNEOは安全+清掃性+耐久性のバランスが最も優れています。
旅行のたびに「転ばないかな?」「汚れちゃった…」と気を張らずに済む——それがNEO型を選ぶ最大の安心要素です。

どんな家庭に向いている?タイプ別おすすめ診断

「種類が多くて結局どれを選べばいいか分からない…」という人のために、ここでは家族構成や旅行スタイルから「あなたに合うタイプ」を簡単に診断します。下のチェックに当てはまる項目が多いものが、あなたの家庭にぴったりのタイプです。


ジェットキッズ型(トランク一体型)がおすすめな家庭

☑ 飛行機での長距離フライトが多い
☑ 海外旅行やリゾート旅行が好き
☑ 荷物は最小限で、デザイン性にもこだわりたい
☑ 子どもが比較的おとなしく座っていられる

旅行そのものを「特別な体験」にしたい家庭に最適。
ベッド機能が活躍するのは機内中心。街歩きや近距離旅行は他タイプに劣ります。


ノリッコ型(L字キャリー寄り)がおすすめな家庭

☑ 近距離・短期の旅行や帰省が中心
☑ 軽くて持ち運びしやすいほうがいい
☑ デザインや色を子どもに選ばせたい
☑ まずは手頃な価格で試したい

「初めての乗れるキャリー」を探している家庭にぴったり。
扱いやすく収納もしやすいが、長距離移動にはやや不向きです。


キッズトラベルNEO型(分離式ベビーカー兼用)がおすすめな家庭

☑ 幼児〜小学生まで使えるものが欲しい
☑ 抱っこを減らして親の負担を軽くしたい
☑ 飛行機・新幹線・街歩きなど幅広く使いたい
☑ 兄弟で共有できるものがいい

「日常も旅行も1台で済ませたい」合理派家庭に最適。
荷物と子どもを同時に運べるため、旅のストレスが大幅に減ります。
多少サイズは大きいものの、その分「安心・耐久・快適」がすべて揃っています。


乗用玩具寄りタイプがおすすめな家庭

☑ 子どもが小さく、遊びながら移動させたい
☑ 空港やショッピングモールで短時間使うだけ
☑ 軽くてかわいいものを探している
☑ 荷物は別で持つ予定

「遊び感覚で使いたい」ファミリーにおすすめ。
旅行メインではなく、レジャーや普段のおでかけ補助として最適です。

タイプ別診断はこんなイメージ

家族タイプ向いているモデル特徴の一言
飛行機中心の旅派ジェットキッズ機内快適性No.1
近距離・軽快派ノリッコ手軽で収納上手
多用途・長期利用派キッズトラベルNEO押せる×長く使える万能型
幼児・遊び中心派乗用玩具寄り楽しさ重視のライトタイプ

比較の結果、どのタイプにも魅力がありますが、複数の条件(年齢・距離・荷物量)をすべて満たしたいならキッズトラベルNEO型が最も後悔しにくい選択です。
「これ1台あれば十分」と思える万能型だからこそ、2台目購入になる家庭も少なくありません。

まとめ:子どもも親も笑顔になる旅アイテムはこれ

子連れ旅行では「抱っこ」「荷物」「移動の長さ」という3つの壁がつきもの。
「子どもが乗れるキャリーケース」は、そのすべてを一台で解決してくれる新しい定番アイテムです。

ここまで紹介した4タイプにはそれぞれ強みがあり、旅行スタイルに合わせて最適な選択が異なります。

  • ジェットキッズ型は「飛行機中心で快適さを追求したい」家庭に。
  • ノリッコ型は「手軽に試したい・近距離旅行メイン」の家庭に。
  • 乗用玩具寄りタイプは「遊びながら移動を楽しみたい」小さなお子さま向け。
  • そして、キッズトラベルNEO型(分離式ベビーカータイプ)は「荷物と子どもを同時に運びたい」「長く使いたい」家庭に最もフィットします。

キッズトラベルNEO型は、空港や街中をスイスイ移動できるだけでなく、3歳から12歳まで対応するロングユース設計。安全性・耐久性・使いやすさのバランスが取れており、子どもの成長とともに「旅の相棒」として長く寄り添える存在です。

どの家庭にも正解はひとつではありませんが、「旅をラクに、そして楽しく」したいすべての親子にとって、キッズトラベルNEO型は最も後悔の少ない選択肢といえると思います♪

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