先日、毎日新聞のプレスリリースで、あのハピライドミニにUSBポートが付いたらしいです。ということで、せっかくなので子供が乗れるキャリーケースにUSBポートが必要なのか、モバイルバッテリーやリチウムイオン電池の危険性など、子供が乗れるキャリーケースの安全性について改めて考えてみました。
ハピライドミニ新モデルの商品出荷時期
USBポート付きのハピライドミニは2024.08時点で「予約販売」となっています。実際に商品が出荷されるのは8月下旬ということで到着は9月の上旬頃なのでしょうか。今年の夏休みが終わってしまうので残念ではありますが…
ハピライドミニ(mini)とは
ハピライドミニとは「アレコレ」が販売する子供が乗れるキャリーケースです。
※正確には「アレコレ」の自社ブランド「Nippers(ニッパーズ)」で販売展開するキッズキャリー。
私は「ミニ」ではない商品もあるのかと勘違いしてしまい、ネットを探してしまいましたが、2024.08時点ではハピライドブランドには「ハピライドミニ」しかありません。
ハピライドミニにUSBポート!
USBポートとは、その名のとおりUSBを挿すところです。
ハピライドミニに、モバイルバッテリーやケーブルは付属していませんが、言うまでもなくこれはモバイルバッテリーを別途購入して、ハピライドミニの中にモバイルバッテリーを収納→ケーブル→スマホやタブレットなどに充電することを目的としています。
一見するととても便利そうに見えますよね。けど…
モバイルバッテリー・リチウム電池の危険性
ハピライドミニのこの新モデルを知ったとき一瞬「おっ!便利かも!」と思いました。
けど、次の瞬間すぐに「うーん、これはちょっと危険かも」「そもそも子供が乗れるキャリーケースにUSBポートが本当に必要なのかな」と思いました。
モバイルバッテリーとは
まぁ、あえて説明する必要もありませんが念のため。
モバイルバッテリーは、持ち運びができる電池です。その中には、リチウムイオン電池が入っています。リチウムイオン電池は、リチウムを使った充電できる電池です。この電池は、たくさんのエネルギーを持っていて、長く使えるので、携帯電話などのバッテリーとしてよく使われています。
よくモバイルバッテリーが自然発火して火事になるというニュースを聞きますが、これはモバイルバッテリーの中にあるリチウムイオン電池に強い衝撃や熱が加わることが原因です。
【実例】モバイルバッテリーの発火事故
とにかく多いモバイルバッテリーの発火事故。
モバイルバッテリーの発火事故はそこらじゅうで毎日起こっていることなんだと思います。
つい先日も南海鉄道でモバイルバッテリーの発火事故があったというニュースを見かけましたし。
例えば、子供が1人でエレベーターとかに乗ってエレベーターの中でこんなことになったら恐ろしすぎますよね…心配性な私はそういうことを想像してしまいます。
↓こちらは、NITEという製品の安全性などを調べたりレポートなどをしている信頼できる機関のXアカウントです。
モバイルバッテリー/リチウムイオン電池は悪なのか
そんなことはまったくないと思います。
実際に我が家では(十分に気をつけながら)モバイルバッテリーを使っていますし、リチウムイオン電池のおかげで私たちの生活が便利になっている例などは数え切れないほどあります。
子供が乗れるキャリーケースにUSBポートは必要か
モバイルバッテリーもリチウムイオン電池もとても便利なアイテムで、これがないと無理!という人もたくさんいるはずです。実際、我が家でもモバイルバッテリーはそんな存在です。
けど、それが子供が乗れるキャリーケースに本当に必要?ということなんだと思います。
中には「特にUSBポートを使う予定はないけど、まぁ、あって邪魔になるものでもないし…」と考える人もいるかもしれませんが、あれば使いたくなるかもしれませんし、使う予定がないならはじめから無い方がいいと思います。使わないものがあるのは「無駄」なことだと言えますし。
あくまでも私個人の見解です。
子供が乗れるキャリーケースの安全性
これはGoogleで「子供が乗れるキャリーケース」と入力したときのキーワード候補自動表示機能(正式名称はよくわかりません)です。
入力したキーワードに続いて追加でよく入力されるキーワードを自動で表示してくれるものだそうです。
USBポートなど無くても、子供が乗れるキャリーケースというのはその性質上もともとが安全性重視のアイテムだと私は思っています。
けど、こうして、パソコンで調べてもわかるとおり、子供が乗れるキャリーケースの危険性や安全性について不安に思っているのは、どうやら私だけではないようです。
子供が乗れるキャリーケースって、子供にとって本当にテンションが上がるアイテムなんですよね。
だから、もうそれを与えるだけであっち行ったりこっち行ったりするため、まずはそこに十分な安全性の配慮が必要なんです。
それなのに、そこにあえてUSBポート+モバイルバッテリーでリチウムイオン電池の危険性を抱える必要もないのかな、なんて。
そんなふうに思うわけです。