【超簡単】キャリーケース・スーツケースの外寸から容量を予測する計算方法

【超簡単】キャリーケース・スーツケースの外寸から容量を予測する計算方法

今日は「キャリーケース・スーツケースの外寸はわかっているけど、容量がわからない(けど容量を知りたい)」というシーンで役立つ容量の計算方法について解説します。キャリーケースの外寸情報(サイズ)と計算機(またはスマホの計算機アプリ)があれば誰も簡単にできますし、これを覚えておけば、今後のキャリーケースを選ぶときにも役立つ場面はあるのかなぁなんて思います。

管理人
管理人

例えば、キャリーを選んでいる際に、メーカーやショップが容量を明記していないこともたまにあったりしますよね。

キャリーケースの容量を算出する計算式

超厳密な定義は別にして、体積・容積・容量などの似ている言葉は↓こんな感じで認識しておけばまず問題ありません。

体積・容積・容量の言葉の違い
ペットボトルに入っている水の容量が「容積」で、ペットボトル自体の大きさが「体積」。容積=容量である。

容積(容量)の一般的な計算式
縦(cm)×横×高さ(奥行)÷1,000=容量(L)

なんですが。
外寸をもとにこの計算をする際、素材の厚みを考慮しなければいけませんよね。。
加えて、外寸にはキャリーハンドル(持ち手の部分)やタイヤ(キャスター)部分も含まれていたり、中にはキャリーバーを収納するための凹凸などもあるわけで…。

ということを踏まえたうえで、キャリーの容量を出すとき、私はざっくりこんなふうに計算しています。

計算式(途中)
67(cm)×47×26÷1,000×75%=61リットル

「75%」の箇所は、キャリーケースの素材がアルミであれば75%、ポリカーボンであれば80%*、ポリカーボネート混合樹脂(またはABS樹脂)であれば90%としてください。これは素材から想定する「厚み」を考慮しています。
*ポリカーボネートの普及により、ポリカーボン素材のキャリーはものすごく少なくなってきたので、ここでは割愛します。

管理人
管理人

アルミ素材のキャリーは厚みがあり、体積(外寸)と容積(内寸)が結構違います。

さらに「÷1,000×75%」のところをさらに簡単にすると、「×0.00075」としてしまいます。

計算式(最終)
アルミ素材のキャリー:75%
67(cm)×47×26×0.00075=61リットル

ポリカーボネート混合樹脂(またはABS樹脂):90%
67(cm)×47×26×0.0009=73.6リットル

もちろん、ブランドによって特殊な作りであったり、素材の厚みなど異なりますので、一概には言えませんが、この計算式で(個人的な経験上)そこまで誤差は出ません。

その計算式が本当に使えそうか検証してみます

私のその「ざっくり計算式」の精度を検証してみたいと思います。

アルミ素材のキャリーケース

外観がアルミ素材のキャリーケースはもっとも厚みがあるため、掛率を0.00075とします。
これはアルミ素材のキャリーケースの代名詞といっても過言ではないリモワ(高すぎて一生買えない)。

アルミ素材のキャリーケース
出典:Amazon

本体サイズは「H:56cm/W:45cm/D:25cm」と表記がありますので、それを先ほどの式に当てはめてみます。

56(cm)×45×25×0.00075=47.25リットル

実際の容量は45リットルなので、その差はわずか2.25リットル。

ポリカーボネート混合樹脂(またはABS樹脂)素材のキャリーケース

アルミほどの強度はありませんが、アルミ素材より圧倒的に軽い・丈夫・薄いということで、今ではキャリーケースの代表的な素材になっています。子供が乗れるキャリーケースと呼ばれる商品の素材もこちらの素材になります。
外観素材であるポリカーボネートはアルミ素材より圧倒的に薄いため、掛率を0.0009とします。

こちらのキャリーケースは、無印のもので素材は、ポリカーボネートです。

ポリカーボネート混合樹脂(またはABS樹脂)素材のキャリーケース
出典:MUJI公式
無印75Lキャリーケースの仕様

本体サイズは「約71.5×46×26cm」と表記がありますので、それを先ほどの式に当てはめてみます。

71.5(cm)×46×26×0.0009=76.9リットル

実際の容量は75リットルなので、その差はわずか1.9リットル。

管理人
管理人

という感じで、もちろん完璧ではないものの、この式を使うことでまぁまぁの精度で「外寸」から「容量」を想定することが可能です。

普通は容量が明記されているので、めったに使う場面もないかもしれませんが、自分が欲しい商品でたま〜にこれがありました(キッズトラベルキャリーminiがまさにそれでした)。都度問い合わせをしたり、口コミから容量を調べたりする手間が嫌だったので、これを考えました。
誰かのお役に立てば幸いです。

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